「住宅ローンって、どこで借りるのが一番いいんだろう?」
家づくりを進めていく中で、多くの人が悩む問題のひとつが「銀行選び」ではないでしょうか。
私も、そのひとり。40代のおひとりさま女性として家を建てる決意をしたとき、一番頭を悩ませたのがこの問題でした。
ハウスメーカーや工務店と打ち合わせを進めていくと、必ずといっていいほど「おすすめの銀行」としていくつか候補を紹介されるのですが、実際にどこで借りるかは自分で判断しないといけません。
ネット銀行、大手銀行、地銀…どれもメリット・デメリットがあって、最初は正直「何が正解なのかさっぱりわからん!」という状態でした。
そこで私は、
- ハウスメーカーから紹介された銀行(ネット銀行、大手、地銀)
-
自分で調べた「モゲチェック
」などの比較サービス
をあわせて検討し、最終的には地銀(地方銀行)で住宅ローンを組むことにしました。
今回は、そのときの体験を交えながら、銀行ごとの特徴や比較ポイント、そして私が最終的になぜ地方銀行を選んだのかを詳しくご紹介します。
同じように住宅ローン選びで迷っている方、特に女性やおひとりさまの方の参考になれば嬉しいです。
住宅ローンはどこで借りる?銀行選びの基本ポイント
住宅ローンを検討するとき、まず押さえておきたいのは「比較すべき基本のポイント」です。
金利(変動・固定)の違い
ネット銀行:特に変動金利が低く、魅力的に見えます。
大手銀行:幅広い商品を持っており、固定金利や長期固定も選びやすい印象。
地銀:金利そのものはやや高めの傾向があるかもしれませんが、条件次第で優遇を受けられるケースもあります。
金利は数字で比較しやすいので、どうしてもここに目が行きがちです。でも、単純に「金利が安いから」だけでは決めきれませんよね。
審査基準や通りやすさ
銀行によって、審査の基準は異なります。
例えば、勤務先や勤続年数、年収水準などによって、同じ条件でも通る銀行と通らない銀行があるのが現実です。
団信(団体信用生命保険)や保障内容
病気など、万が一に備える団信の条件は銀行ごとに違います。
特に40代以上の方にとっては健康面が気になるので、ここも重要ポイントになりますね。
ローンを借りる時点での年齢や既往歴があると、告知内容によっては加入できないこともあります。ただし、年齢の上限は金融機関や制度によっても異なりますし、既往歴があっても適切な治療で健康状態が改善していれば、審査に通る可能性もあります。
サポート体制
対面で相談できるのか、ネットで完結できるのか。ローンは長期戦ですので、「困ったときに誰に相談できるか」も大事なポイントです。
私が検討した銀行の種類と特徴
ここからは、私が実際に検討した銀行について、率直な感想を交えてお話しします。
ネット銀行
どのハウスメーカーからも「金利が低いからおすすめですよ」と紹介されたのが、ネット銀行でした。調べてみると、たしかに金利は大手や地銀と比較すると低く、毎月の返済額を計算するとかなり魅力的。
でも私は正直、ちょっと不安な部分もありました。
- 手続きは基本オンラインで進めるため、直接相談は難しい
- 必要書類や審査手続きに不安が残る
-
住宅ローンに関する知識が乏しいまま進めるには、正直心細い
金利は魅力的だけど、40代のおひとりさま女性として「何か困ったときに、すぐに相談できる相手がいない」という状況は、気持ちの面で少しハードルが高いかもと感じました。
大手銀行(メガバンク)
大手銀行も、候補に入れていました。ネームバリューがあるという安心感は、やはり大きいです。
大手だけあって、相談体制も整っており、団信(団体信用生命保険)の選択肢も豊富。女性に配慮したプランも各銀行で少しずつ増えているようでした。
少し気になったのは、「私の条件だとどうだろうなぁ…」という点。
私は転職を経験しています。勤続年数や転職前後の業種が大きく異なると、審査時に色々聞かれるかもしれないというのを、とあるハウスメーカーさんから聞いていました。
40代おひとりさまという属性もあり、「私でも本当に通るのかな…」という漠然とした不安がありました。
地方銀行
そして地元の銀行。
正直、金利だけを見ればネット銀行に負けますが、地銀の特徴はこんな感じです。
- 地元に根付いた相談体制がある
- 対面で話を聞いてもらえる
- 審査時の柔軟さを感じられる
特に「直接担当者に相談できる安心感」が、私にとって大きな決め手になりました。
参考:りそな銀行(女性向けプラン)
実は、あるハウスメーカーから「女性向けの住宅ローンプランがある」とおすすめされたのがりそな銀行でした。
女性特有の病気に備えた保障特約があるということで、女性がローンを組む際には、りそな銀行を選択する方が増えているという話でした。
「銀行によっては、属性に合わせた提案をしてくれる」という学びになったのは大きかったです。もし興味があれば、調べてみるのもおすすめです!
40代おひとりさま女性の私が地銀を選んだ理由
最終的に私が選んだのは「地銀」でした。なぜそうしたのか、具体的に振り返ります。
1. 対面で相談できる安心感
わからないことをその場で聞ける、というのは私にとって大きなメリットでした。
住宅ローンは金額も期間も人生で一番大きな契約です。今は良くても、将来的に何かあった際にネットだけでは不安かもと感じた私にとって、「顔の見える相談相手」がいることは重要でした。
2. ネット銀行ほどではないけど、比較的低金利
調べる中で、ネット銀行ほどの低金利とは言えないものの、比較的「低金利より」でローンを組むことができると知りました。
例えば、給与口座に設定するなどいくつかの条件をクリアすれば、店頭金利よりもさらに優遇するという内容があったんです。私の場合は各種条件をクリアできそうだったので、優遇金利の適用を受けられました。
3. 手続きでの柔軟さ+サポートが充実していた
手続きが、対面とオンラインの両方で対応が可能な点も魅力的でした。
基本的には対面での契約や書類のやりとりが中心ですが、書類の受け渡しや一部書類のやり取りは、オンラインでの実施もできました。
「オンラインの操作で不明点があれば、いつでも連絡してください」と仰ってくださり、サポートの面でも安心感がありました。これは「効率的で私にとって大助かり!」と感じました。
4. 地元に根付いた安心感
やっぱり、地銀の「地域密着感」は大きな安心につながりました。
大手銀行と同様に、慣れ親しんだ銀行名。困ったときに頼れる地元の銀行という、その距離間の近さも、私にとって心強いものでした。
決め手は「納得感」
金利だけを見れば、ネット銀行の方が安かったかもしれません。でも、私は最終的に「納得感」を優先しました。
住宅ローンを検討する女性へのアドバイス
私の体験を踏まえて、これから住宅ローンを検討する方、特に女性の方にお伝えしたいことをまとめます。
金利だけでなく「相談しやすさ」も重視
金利の差は確かに大事ですが、それ以上に「困ったときに頼れるか」は、長い目で見ると重要です。
自分のライフスタイルに合う銀行を選ぶ
おひとりさまなのか、共働きなのか、子育て中なのか。ライフスタイルによって、最適な銀行は変わると思います。
比較サービスも活用してみる
「ハウスメーカーのおすすめ銀行だけではなく、自分でもちゃんと比較してみよう」と思って利用したのが、『モゲチェック』です。![]()
完全無料の住宅ローン一括比較!モゲチェックは、住宅ローンの比較サイトです。金利や条件を一目で確認できるため、とても便利でした。
「自分に合うローンを探すには、やっぱり複数社を比較してみるのが大事だな」と実感した瞬間でした。自分で調べることで、納得感をもって決断できたと思います。
モゲチェックを使ってみた体験談
無料で住宅ローン診断ができる安心感
住宅ローンって、銀行ごとに条件が違うし、自分に合うかどうかを比べるのが大変…。そこで私が試してみたのが、「モゲチェック」です。
無料で利用できて、しかも診断も数分で完了。年収や借入希望額、返済期間など、基本的な希望条件を入力するだけで、自分に合いそうな銀行が一覧で表示されました。
希望条件からおすすめ銀行がすぐにわかる
私がやってみて一番便利だと感じたのは、「入力した条件に基づいておすすめの銀行をピックアップしてくれる」点です。
ネット銀行も地銀も、大手銀行も横並びで比較できるのは有難かった!
私の場合は、『モゲチェック
』の診断結果にハウスメーカーさんからおすすめされた銀行も入っていました。この点でも、言われたことをそのまま受け入れるのではなく、自分で確認できたことで安心しました。
「あ、こんな銀行の選択肢もあるのか!」と新しい発見もありましたね。
住宅ローンランキングで全体像を把握
さらに、住宅ローンランキングも表示されるので、人気の銀行やよく選ばれている商品もチェックできます。
自分の条件に合うかどうかは別として、「今どんなローンが注目されているのか」を把握できるのも安心感につながりました。
実際に使って良かったポイント
- 無料で診断できる
- ネット上でサクッと比較できる
- 住宅ローンの情報収集もできる
-
銀行に直接聞きに行く前の「予習」にもなる
私は最終的に地銀に決めましたが、モゲチェック
を使ったおかげで「比較した上での選択だ」と自信を持って決断できました。これは大きなメリットだったと感じています。
まとめ:住宅ローンは自分軸で選んで正解!
住宅ローンの銀行選びは、本当に迷うポイントです。私も最初は不安でいっぱいでしたが、ネット銀行・大手・地銀を比較して、最終的に「納得感」で選ぶことができました。
私の場合は、
- ネット銀行:金利は安いけど、不安が残った
- 大手銀行:安心感はあるけど、心理的に少しハードルを感じた
- 地銀:審査時の柔軟性と地元に根付いた体制に安心感を感じた
という流れで、最終的に地銀を選びました。
40代おひとりさま女性でも、自分に合った銀行を見つければ、安心して家づくりを進められると思います。
住宅ローンは「金利が低ければいい」という単純な話ではありません。
金利も重要ですが、「自分が安心して相談できるか」「無理なく返済できるか」の方が、長い目で見るとずっと大切だと思います。
これから住宅ローンを検討される方は「複数の銀行を比較する」こと、そして条件だけでなく「自分に合う相談先かどうか」を考えながら選ぶことをおすすめします。
私の体験が、同じように家づくりを考えている方の参考になれば嬉しいです!
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