家づくりを意識しはじめた頃から、ふと考えるようになったことがあります。
「暮らしやすさって、なんだろう?」
「私にとって“心地よい暮らし”って、どんな形だろう?」
以前の私は、収納が多くておしゃれなインテリアの家こそ理想だと思っていました。
でも実際に家の中を見回すと、収納が多いほどモノも増えていく…。
気がつけば、「片づけても片づけても、すぐに散らかる部屋」になっていました。
そんなとき、ふと気づいたこと。
心地よさは「モノの量」より「気持ちの整い具合」に左右されるのかもしれない、と。
そこから私の“暮らしを整える習慣”が、少しずつ始まりました。
私のようにモノが多くて悩んでいる方、暮らしや気持ちを整えたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
心地よい暮らしは「片づけ」と「気持ちの整理」から
家づくりを考えるとき、間取りやデザインよりも大切なのは「どんな暮らしをしたいか」。
その“軸”がないと、せっかく理想の家を建てても、心が追いつかないことがあります。
私の場合、心地よさを取り戻すきっかけになったのが、「片づけ」でした。
部屋を整えると、気持ちまで不思議と落ち着いていく。
逆に、忙しい日々が続くと、部屋が散らかりはじめて心も乱れていく…。
家づくりを意識した時、どんな暮らしが理想なのかを考えていた時のこと。最初は、「リビングルームを広くしたいな」、「カビないお風呂場がほしいな」とか、そんなことを考えていました。
でも、家の中をぐるっと見渡してみると、もっと根本から考えなきゃいけないことがあることに気づきました。それは、「モノが多すぎること」!
モノが多くて部屋が乱れている。そして、それがそのまま「気持ちの乱れ」にも直結していると感じるようになったんです。
こうした部屋の乱れが、実は知らず知らずのうちに心のストレスになっていました。
この経験を通して気づいたのは、モノと気持ちはつながっているということです。
モノを整える|片づけで心地よい暮らしをつくる
「モノを整えるってどういうこと?」と思ったそこのあなた、答えはとてもシンプルです。
モノを整える=片づけをしましょう!
「な~んだ、片づけね」って思いますよね。これが実は、けっこう大変だったりしませんか?
小さなエリアから始めるのがコツ
片づけを始めるときに大切なのは、「完璧を目指さない」こと!
全部を一気にやろうとすると、途中で息切れしてしまいますよね。
私が実践しているのは、小さなエリアだけ片づける習慣。
たとえば——
- 平日は、デスク周りや仕事バッグだけ整える
- 休日は、クローゼットやキッチンなど少し広めの場所に挑戦
- 「今日は引き出し一段だけ」「玄関の靴を2足減らす」でもOK
捨てる・残すの判断基準を決める
片づけをしていると必ず出てくるのが、「これは捨てる?残す?」という迷いですよね。
昔の服や思い出のものほど、なかなか手放せなかったりします。
そんなとき、私は次の4つの基準で考えています。
- ここ1〜2年で使ったか?
- 清潔で、今も気持ちよく使えるか?
- 今の暮らしに合っているか?
- 「残す理由」がはっきりしているか?
この4つに当てはまらないものは、今の自分にはもう必要ないというサインです。
片づけに関する内容は、『後悔しない!やって良かった持ち物整理術』の記事で詳しく書いています。ぜひ参考にしてみてください!
片づけで得られた5つの効果
片づけを続けていると、部屋がきれいになるだけでなく、暮らし全体が変わっていきます。
私が実感した変化は、こちらです。
- 掃除がラクになった♪
- ストレスが減った♪
- 無駄な買い物が減った♪
- 探し物の時間が激減した♪
- そして何より、気持ちが穏やかになった♪
モノが減ると、本当に掃除がラクになりますよ~!「あれってどこに閉まったっけ?」とイライラしながら探す時間も減って、ストレス軽減!
「調味料のストックが見つからないから、もうないのか」って買ったら、後日買い置きが発見される…なんてことありますよね。片づけをしてモノが減り、モノの置き場所がちゃんと見えるようになると、無駄使いも減らせます。
モノが減って探し物に費やす時間も節約できますし、片づけや整理整頓は運気アップにもつながるというじゃないですか!
部屋に「余白」が生まれると、本当に心にもゆとりができるんです。
片づけって、実は「心を整えること」なんだと、今では思っています。
気持ちを整える|心の片づけで暮らしを軽くする
モノの整理を続けるうちに、次に見直したくなったのが「気持ち」でした。
私自身、頭の中もいつの間にかモノと同じようにいっぱいになっていたことも…。
気持ちを整えるために、私がやったことを紹介します。
頭の中を書き出して整理する
やらなきゃいけないこと、気になっていること、不安なこと——
それらを紙に書き出すだけで、不思議と頭の中がスッキリします。
ポイントは、スマホではなく紙とペンを使うことです。
書き出してみると、「あれ? これってそんなに大変じゃないかも」「まずこれからやればいいんだ」と、自然と優先順位がつけやすくなります。
心のモヤモヤも、見える化すると軽くなります。不思議ですが、これで頭が結構スッキリするので、おすすめ!
気分を切り替えるスイッチを持つ
心を整えるには、「リセット時間」を持つことも大切です。
私の場合は、
- コーヒーをいれてひと息
- 趣味の映画を観る
- 軽くお散歩する
仕事でも、オンとオフの切り替えが大事だって、よく言われますよね。気持ちを整えることも、これと一緒だと思うんです。
たった数分でも、心の切り替えができること。
その「切り替えスイッチ」をいくつか持っておくと、落ち込む時間も短くなりますよ。
モノと気持ちはつながっている
部屋が整うと、自然と気持ちも整っていく。
逆に、心が疲れていると、部屋も乱れていく。
これは、何度片づけても感じることです。
モノを減らすと空間に余白が生まれ、その余白が心の余裕に変わる。
そして、気持ちが落ち着くと、自然と「余計なモノを持たない暮らし」へと変わっていく。
このサイクルこそが、心地よい暮らしの基本だと感じています。だからこそ、モノと心の両方にアプローチすることが大切です。
今日から始めるシンプル習慣
暮らしを整えることは、決して難しいことではありません。
今日からでもできる、ほんの小さなことの積み重ねです。
今日から始められる3つの習慣
- 1日5分、片づけ時間をつくる
- 気分を切り替えるスイッチを1つ持つ
- 寝る前に「今日よかったこと」を1行メモする
完璧を目指さず、「今の自分にちょうどいい暮らし」を意識すること。
それが、長く続く心地よさにつながります。
まとめ:自分サイズの「心地よい暮らし」を育てていこう
暮らしを整えるというのは、結局のところ「自分を大切にすること」なんだと思います。
誰かと比べず、自分のリズムで、少しずつ心地よさを育てていく。
今日から一歩ずつ、シンプル習慣でモノと気持ちを整えていきましょう!
暮らしの立て直しについては、『暮らしを立て直す習慣|片づけ・運動・日記で心と体を整える方法』記事でもっと詳細に紹介しています!
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