家を建てる姐さん

「モデルハウスは参考にならない?」本音で感じたこと

どーも!おこげ姐さんです♪

家づくりを始めた頃、緊張とワクワクの気持ちで見にいったモデルハウス
どれも素敵なモデルハウスばかりで、「こんな暮らしができたら最高!」と、夢はどんどん広がりました。

…でも家に帰って冷静になってみると、ふとこんな疑問が浮かびました。

「これ、ほんとに自分の家づくりに参考になるんだろうか?」

家づくりをスタートした今だからこそ、わかること。
モデルハウスが「参考になる場合」と「そのまま鵜呑みにしてはいけない」理由。

この記事では、私が実際にモデルハウスを見学して感じた本音をまとめます。

モデルハウスに初めて行ったときの『ワクワクと違和感』

最初に行ったのは、地元にある住宅展示場でした。

私の場合、「信頼できる味方」として住宅アドバイザーさんのサポートをいただいていたので、自分の家づくりに合いそうなハウスメーカーさんをいくつかピックアップしていただきました。そして、まずは1回話を聞いてみることに。

ハウスメーカー選びで迷う人必見!ライフルホームズのアドバイザー相談リアル体験レポ家づくりを始めたけど何から始めて良いのやら…そんな時に利用したのがライフルホームズの住まいの窓口。ハウジングアドバイザーに相談して良かったと感じたメリットと注意点をまとめました...
家を建てると決めたら、最初にやるべき3つのこと家を建てると決めたら、まず最初にやること3つの提案です。後悔しないために、まずは第一歩を踏み出しましょう!...

初回の打合わせも兼ねて、とあるハウスメーカーさんに指定された場所が、地元の住宅展示場でした。

迎えてくれた営業さん(ちなみに、店長さんが姐さんの担当でした)の丁寧な案内に、
「やっぱりハウスメーカーって安心感あるなぁ」と好印象!

モデルハウスの中は広くて綺麗だし、天井も高くて明るい!キッチンやリビングの真新しさや、家全体と家具とのバランスもばっちり。「このまま住みたい!」と思うほど素敵な空間でした。

でも、家に帰ってから母とも話をしていて、気づいたんです。

「あの広さ、うちの予算じゃ絶対無理だよね…」
「そもそもあそこまで素晴らしい作りにならないよね。ある意味、生活感なかったかも…」

やはり、現実と理想は違う!惑わされずにちゃんと考えないと!と感じました。

モデルハウスが「現実」と違う理由

1. 建物のサイズが違いすぎる

これが最初の要注意ポイントです!

モデルハウスは、30〜40坪以上の広さが当たり前。光が沢山入るように「吹き抜け」が設置されていたり、「スキップフロア」と呼ばれる1つの階層の中に複数の高低差があるフロアを設けた間取りなどなど、空間の演出がとっても豊富なんです。

でも、家を建てるとなると、土地の広さや予算から実際はもっとコンパクトな家になることがほとんどではないでしょうか。

私もそうでした。家を建て直そうとしている土地(実家跡地)は、20坪ないくらいの広さだったので、よくよく考えてみれば「こんな素敵な感じには、ならないよな~」と少し悲しい気持ちになりましたね。

2. オプション満載!なのに「標準っぽく」見せている

キッチン、照明、壁紙や床材…。どれも豪華な感じで「家を新しくしたらこれが手に入るのか~!」と思ったら、大間違いです!


モデルハウスでは、ほぼすべてがオプション仕様。でもね、説明をちゃんと聞かない限り、それが標準かどうかなんて分かりませんよね。

モデルハウス見学が少し慣れてきた頃、私も営業さんにさりげなく質問して確認するようにしました。

例えば…

  • 「このキッチン、食洗器も付いていて素敵ですね。標準なんですか?」
  • 「この収納って、オプションじゃないとこういう作りにはならないですよね?」
  • 「この壁紙って標準で選択できますか?え、1面で数万円もするんですか?!」

色々気になった点を聞いてみると、大体がオプションでしたね。

天井が高かったり、置いてある家具も実は特注サイズだったりして、高級オプションがまるで標準のように演出されていることが多いです。

オプションになっても構わないから自分に合った暮らしを選択したい、という方はそれで良いんです。あまり最初から夢を見すぎないようにだけ、気を付けましょう。

3. 「生活感」が感じられない空間

一歩引いて見てみるとね、やっぱり生活感が感じられない(自分の暮らしとはズレている)んですよね。

もちろん、すべてのモデルハウスに当てはまるわけではないんでしょうけど、私が見てきたモデルハウスのほとんどは、自分の今の暮らしとはちょっと違う印象でした。

例えば、収納(オプション)が工夫され過ぎているとか、ウォークインクローゼットの中身はスカスカで素敵なワンピースが数枚だけかかっているとか。あとは、ゴミ箱がなかったり、コンセントがどこにあるのかよくわからないとか。

「暮らしのリアル」が見えにくいと感じることが多かったですね。

でも、参考になる「見方」もある!

ここまでちょっとネガティブ寄りなことを書いてしまいましたが、安心してください。
決して「モデルハウス=無意味」ではありませんよ!

なんとなくモデルハウスを見るのではなく、しっかりと見る視点を持てば、ヒントがたくさんありました。

「参考になったこと」と「参考にならなかったこと」を、その理由と一緒に私の視点でまとめてみます。

まずは、参考になったなと感じたこと。

参考になったこと 理由
洗濯動線 位置関係含め、実際に歩いて動きが体感できた
床材の質感(踏み心地) カタログでは分からないリアルな触感
収納の取り方 空間の工夫次第でも収納を確保できると知った
吹き抜け うまくイメージできなかったが、実際の様子がわかった
次に、個人的にはあまり参考にならなかったこと。
参考にならなかったこと 理由
全体的な間取りの広さ 特にリビングが広く設計されていて、スケール感がイメージしにくかった
床や壁の素材(オプション) オプションから選択するつもりはなかったので、標準の状態が見たかった
照明の設置具合 吊り下げ照明が使われていたり、実生活ではあまり取り入れなさそうな演出があった
全館空調 魅力的で取り入れたかったが、金額的にだいぶプラスとなり断念

実際にモデルハウスを見ることで、動線や間取りの工夫を体感できるのは良いですよね。照明や壁紙の色との組み合わせなど、インテリア選びのヒントにもなると思います。

モデルハウスを見るときに、意識してよかったこと

最低限以下のポイントを押さえておけば、モデルハウスのキラキラ感に惑わされず、自分の家づくりの参考としてしっかりと見学できるはずです。

✅「自分の暮らしのサイズ感」と比べながら見る(モデルハウスの広さを基準にするのはNG!)

✅「この家の仕様は、どこまでがオプションか?」を必ず聞く(初めは標準をベースに考えないと、あっという間に予算オーバーになります!)

✅ 気に入ったポイントは、写真とメモで残しておく(「ここが好き/ここは不要」を言語化しておくと、今後の家づくりでも役立ちますよ)

まとめ:「夢」と現実のすり合わせを、ぜひ自分軸で!

モデルハウス見学に行ったら、誰しもが新しい家やそこでの生活をイメージして、ワクワクしちゃいますよね。モデルハウスは、言わば「ハウスメーカーの最高傑作」です。

でも、現実の家づくりは、土地の広さ・予算・そこでの暮らし方に合わせて考える必要があります。

だからこそ、モデルハウスは「憧れ」を膨らませて楽しむ場所という意識を持ちながら、自分の現実と照らし合わせて取捨選択する視点が大事なんだと感じました。

「夢を広げる場」として楽しみつつ、自分に合う/合わないを見つけるヒントとして見ること。現実とのズレを知った上で活用すれば、家づくりがもっと具体的に見えてきます。

それでは本日も、Keep Smiling~♪

RECOMMEND