家づくりを考えはじめた頃、まずは「よし、住宅展示場に行ってみよう!」と意気込んだ私。ところが、ふと考えたんです。
「初めての打ち合わせって、何を持っていけばいいんだろう…」
スマホとメモ帳さえあれば大丈夫かな?と軽い気持ちで出かけたのですが、実際に経験してみると「あぁ、これは最初から持って行けばよかった…!」と後悔したことがいくつかありました。
この記事では、私の体験談を交えながら「家づくりの打ち合わせに持っていくと良いもの」を6つご紹介します。
これから住宅展示場やハウスメーカーを訪問する方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
家づくりの打ち合わせに持っていくべきもの【必須編】
1. スマホと筆記用具
まず大前提として、スマホと筆記用具があれば最低限なんとかなります。
打ち合わせは1〜2時間に及ぶことも多く、しかも専門用語が飛び交います。正直、40代の脳みそ(私含む)ではすべて記憶するのは無理。
- スマホ → 写真を撮る、録音する(※許可は取りましょう)
- ノートやペン → 気になる点をすぐ書きとめられる
私は帰宅してから「あれ、あの説明どういう意味だったっけ?」と頭を抱えたことが何度もありました。そんなときメモが残っていると本当に助かります。
2. 聞きたい内容のメモ
初回の打ち合わせでは、どうしても相手主導になりがちです。営業さんが自社の強みを熱心に語ってくださるのはありがたいんですが…気づけば「家の性質の話で終わってしまった」なんてこともありましたね。
そこで役立つのが、「自分が確認したい内容リスト」です。
例えば・・・
- 耐震性や断熱性能の基準について聞きたい
- 土地探しからサポートしてもらえるのか知りたい
- 予算に合わせたプランを提示してくれるか
このように、優先して聞きたいことを箇条書きにして持っていくと「聞き忘れた!」が防げます。
可視化したメモさえあれば、相手のペースに飲み込まれずに自分主導で打ち合わせを進められるようになると思います。
3. 予算や条件をまとめたメモ
家づくりの打ち合わせで必ず聞かれるのが、予算や条件に関することです。
「具体的な金額はまだなんだけど…」という段階でも、目安を伝えておくと話がスムーズに進みます。
- 予算の上限と自己資金の有無
- 土地を探す予定か、すでに所有しているのか
- 土地が決まっている場合は、その場所や大きさ、権利関係
- 希望エリアや学区の条件
- ローン利用の予定
私も最初は「まだ決めてないしな…」と濁していましたが、少しでも伝えると営業さんがこちらの立場を理解して提案してくれるので、早い段階で整理しておくのがおすすめです。
家づくりの打ち合わせに持っていくと役立つもの【あると便利編】
4. 家づくりの優先順位リスト
「家づくりで絶対に譲れないこと」を書いたリストは、あとから効いてきます。
例:
- 夏も冬も快適に過ごせる断熱性能
- 将来を考えたバリアフリー設計
- 木の温もりを感じる内装
私自身、最初の頃は優先順位を曖昧にしたまま打ち合わせを進めてしまった結果、あれもこれも気になって迷走した経験があります。
リストを持っていると「私が大事にしたいのはここだった!」と軸がブレにくくなります。
訪問するハウスメーカーや住宅会社が、あなたの家づくりで重要視している内容をしっかりと実現できそうな相手なのかを見極めるためにも、リストを持っていくことをおすすめします。
5. 間取り図(現状・理想のイメージ)
少し準備が必要ですが、あると非常に役立つのが間取り図です。
- 建て替えなら、今の家の間取り図
- 新築なら、理想を描いた簡単なスケッチ
私は、実家が建売された頃の古い広告に載っていた間取りを持っていきました。正直、ちょっと恥ずかしかったですが、それを見た設計士さんが「この動線は不便そうなので、現代的にこう改善できますよ」と具体的な提案をしてくれて大助かりでした!
現在の間取りや理想の間取り図などがあれば、お互いイメージしやすくて話もスムーズに進みます。
6. 家具や収納・インテリアの写真(スマホでOK)
SNSや雑誌で見つけた「好きな雰囲気」「置きたい家具」の写真をスマホに保存しておくと便利です。
「こういうイメージが好き」と見せるだけで伝わりやすく、相手も提案がしやすくなります。
私は「今の家で困っている場所」を撮って持参しました。
「この収納が使いにくいんですが、どう改善したら良いですかね?」と相談したところ、実物写真のおかげで設計士さんもその場でアドバイスをしてくれて助かりました。
写真を保存しておけば、家づくりが進んだ際にも設計士さんやインテリアコーディネーターさんとの打ち合わせに役立ちます。
家づくり初回打ち合わせで持っていかなくてもいいもの
ネット検索をしていると「これも必要では?」と思うアイテムが出てきますが、実際には不要だったものもありました。
- 住宅ローンシミュレーション:住宅会社で提案してくれるケースが多いので、必須ではない
- メジャーやスケール:展示場に常備されている
- 飲み物:多くの住宅会社でお茶や水を用意してくれる
もちろんケースバイケースですが、「なくても困らなかった」ものは力を抜いても大丈夫です。
打ち合わせをスムーズに進めるための事前準備のコツ
自分の気持ちをそのまま持ち込む
「建てたい気持ちはあるけど迷っている」「リフォームと新築で悩んでいる」「資金が不安…」
そんな迷いも、正直に伝えた方がスムーズです。営業さんもこちらの状況を理解して、無理のない提案をしてくれます。
営業担当者との相性チェックにもなる
準備をして話を進めると、「この人は信頼できそう」「ちょっと合わないかも」という感覚も見えてきます。家づくりは長い付き合いになるので、担当者との相性チェックも大切ですよね。
準備不足で失敗した私の体験談
私は初回、ほぼ手ぶらで臨み、案の定「何を聞けばいいかわからないまま終了」…。その後も情報の整理が追いつかず、後悔しました。2回目以降は、準備したおかげで「前回より自分のペースで話せた!」と実感できました。
まとめ:無理のない範囲で準備して、家づくりを楽しもう
家づくりの初回打ち合わせや住宅展示場見学は、準備なしでもそれなりに進みます。
でも、少しでもメモや写真を用意しておくだけで、得られる情報量も、自分の納得感もぐっと高まりますよ。
- 必須:スマホ・筆記用具、聞きたい内容のメモ、予算や条件の整理
- あると便利:優先順位リスト、間取り図、家具や収納の写真
- 不要:住宅ローンシミュレーション、メジャー、飲み物
「無理なく、できる範囲で準備する」ことがポイントです。
最初の一歩を少し整えるだけで、家づくりの旅はぐんと楽しくなりますよ!
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