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【体験談】桧家住宅の展示場訪問|全館空調の魅力と気になるデメリットを正直レビュー

【体験談】桧家住宅の展示場訪問|全館空調の魅力と気になるデメリットを正直レビュー

家づくりを考え始めたら気になるのが、「住宅展示場」ですよね。間取りや仕様を見るだけでなく、住宅展示場での「担当者の対応」や「モデルハウスの雰囲気」は実際に訪問してみないと分からない点も多くあります。

前回の「タマホーム展示場実体験」に引き続き、今回は私が桧家(ひのきや)住宅の展示場を訪問し、実際に担当者と打ち合わせをしてみた体験をレポートします。

この記事では、

  • 桧家住宅の展示場で実際にどんな打ち合わせをしたのか

  • 担当者やモデルハウスの印象と本音

  • これから検討する人への注意点やアドバイス

を、体験談を交えて正直にまとめていきます。

桧家住宅といえば「全館空調」が大きな魅力。私もこれに惹かれて、実際に展示場を訪問し、営業担当者と打ち合わせをしました。

快適さに感動した一方で、メンテナンス費や故障リスクが心配になったり、担当者の対応に正直モヤっとした部分も…。家づくりのパートナー候補として検討しましたが、最終的には他ハウスメーカーより劣後しました

これから桧家住宅の展示場を訪問する方、桧家住宅を家づくりのパートナーとして検討している方が、後悔せずに自分のペースで家づくりを進めるためのヒントになる情報をまとめています。ぜひ参考にしてください!

桧家(ひのきや)住宅展示場を訪問したきっかけ

住宅展示場を訪問したきっかけ家づくりに際し、私は「ライフルホームズの住まいの窓口」に相談しました

こげ姐
こげ姐
アドバイザー相談体験レポの記事で紹介していますので、気になった方は読んでみてください!

そこで、私の家づくりに合いそうなハウスメーカーさん・工務店さんをハウジングアドバイザーさんがおすすめしてくれたのですが、そのうちの1社が「桧家住宅」でした。

桧家住宅と言えば「全館空調”Z空調”」!桧家住宅をおすすめいただいたのは、やはり 「全館空調が全棟に標準搭載されている」という点で、私の家づくりにマッチするのではということから、アドバイザーさんがおすすめをしてくれたわけです。

一年中快適に過ごせる温度管理、そして高気密・高断熱の性能は、寒がりな母と私にぴったりでは?と感じ、展示場を訪問しました。

結果的に、桧家住宅さんとは展示場での打ち合わせ1回と、LINEでのやりとりを数回経験しました。

桧家住宅展示場の雰囲気と第一印象

桧家住宅の雰囲気と第一印象我が家にとっては、桧家住宅が二番目の住宅展示場訪問でした。

初回の住宅展示場訪問に比べると、相手から聞かれることや、逆にどんな点を確認すべきかのポイントがなんとなく頭にはあった状態でした。

桧家住宅の展示場は、最寄駅からバスで30分ほど。駅から少し離れていて、周辺は静かで落ち着いた雰囲気でした。

モデルハウスは、2階建て+ロフト(屋根裏スペース)付きで、広々とした造り。見た目は「新築の家」といった感じで、親しみやすさがありました。

打ち合わせは2階の専用ルームで行われました。担当してくれたのは中堅クラスの営業さん。少し緊張している様子でしたが、一生懸命さが伝わってきて誠実に対応してくれた点は好印象でした。

桧家住宅の特徴「全館空調」|実際に感じたメリット・デメリット

桧家住宅の特徴「全館空調」|実際に感じたメリット・デメリット

冬でも快適に過ごせる全館空調の魅力

桧家住宅といえばやはり「全館空調」!この、家の性能が素晴らしいという点が気に入り、住宅展示場訪問をとても楽しみにしていました。

訪問したのは冬。外は寒かったのですが、モデルハウスに入ってからは「寒さを感じない!」と驚きました。

全館空調のおかげで家全体が均一な温度で保たれているので、廊下やトイレに移動しても寒くない。これは桧家住宅の全館空調”Z空調”の大きな魅力だと実感しました。

こげ姐
こげ姐
寒がりな母も「これなら冬でも快適に過ごせそう」と大満足。冬でも寒さを感じにくいという性能面は、かなり高ポイントでした!

メンテナンス費用やお手入れの手間が気になる点

ただ、説明を聞き進めていくと、気になる点もチラホラ…。

それは、「メンテナンス費用が思ったよりもかさみそう」「日頃のお手入れを含めた設備に対する手間がかかりそう」ということ

一番の魅力である全館空調について、話を深堀していくにつれて「メンテナンスの手間とコストが結構かかるのでは?」という不安がどんどん増していったのが正直な感想です。

例えば、以下の説明がありました。

  • 床下の換気システムは15年に一度交換が必要(数十万円の費用)
  • フィルターは3~4週間毎に掃除機での掃除が必要で、2年毎に交換。花粉シーズンは毎シーズンで使い捨て推奨
  • ビルトインエアコンのフィルターは、半年毎に掃除が必要で、交換時は高額
  • 空調は1台壊れても2台あるから大丈夫。故障時はアプリで連絡

お手入れの期間もバラバラで覚えていられないし、日々の掃除の手間と交換の費用が結構かかりそう。「長く住むほど、メンテナンス費用や掃除の手間が思った以上にかかるのでは?」と不安が募りました。

最初は魅力的に見えた全館空調ですが、維持管理まで含めて考えると、デメリットも無視できないと感じました。長い目で見ると、コストや手間が気になる人も多いかもしれません。

桧家住宅への訪問をきっかけに、他のハウスメーカーでも「メンテナンスの手間と費用感について聞いてみよう」と思うようになりました

桧家住宅の営業担当者との打ち合わせ体験談

誠実で丁寧な対応に安心

展示場での打ち合わせを通じて、営業担当者さんの一生懸命さが伝わってきました。押し売りする感じはなく、質問にもきちんと答えていただき、誠実な対応だったと感じました。

「見積もりを依頼する場合は預り金1万円が必要」と言われたのですが、むしろこれは「本気度の確認」という意味で誠意があると感じました。預り金なので、返金される仕組みだそうです。

また、設備の説明は実際のモデルハウス内を回りながらしてくれたので、イメージがしやすかったのも良かった点です。

情報提供の仕方や積極性に少し物足りなさを感じた

情報提供の仕方や積極性に少し物足りなさを感じた一方で、こちらから質問をしないと説明が進まない場面も多く、「もっと自社の強みをアピールしてくれてもいいのに」と感じたのも正直なところ。

もしかすると、こちらもまだ家づくりを検討し始めたばかりで不慣れ感が出ていたのかもしれません。少し遠慮がちで消極的な営業スタイルだったのが、少々気になりました。

さらに、帰り際に大量のパンフレットをまとめて渡されたのですが、「ありがたいけど重い…」と正直思ったのも事実。もう少し必要な情報を整理して提供していただけると、理解しやすく好印象だったと思います。

総合的評価(私が桧家住宅を選ばなかった理由)

総合評価:

今回の実体験を通じて「全館空調の快適さの一方で、メンテナンス費や故障リスクに対する懸念が払拭できなかった」ことから、私は桧家住宅を選びませんでした

印象的なエピソードのまとめ

全館空調が標準装備というのは、かなり魅力的。

家の雰囲気は親しみがあり、現実的な暮らしをイメージしやすく私の家づくりに近い印象。

やや消極的な営業スタイルと感じたけれど、押し売りする感じはなく誠実な対応。

メンテナンスの手間とコストに対する大きな不安。

全館空調のメリットとデメリットを検討しての判断

今回の経験を通じて思ったのは、桧家住宅の家の性能は素晴らしいけれど、メンテナンス面がやはり気になったということ。

その懸念を払拭してくれるような、より丁寧な説明と寄り添い感をもう少し営業担当者に期待したいというのが本音です。

桧家住宅の全館空調は、快適さを重視したい人には大きな魅力であることは間違いないと思います。ただし、維持費やメンテナンス面、修理リスクを事前にしっかり確認しておくことが大切だと感じました。

桧家住宅を検討する方へのアドバイス

桧家住宅を検討する方へのアドバイス実際に展示場を訪問し担当者と打ち合わせをしてみて、良いところも気になるところも両方感じました。

これから桧家住宅を検討する方のために、私が感じたポイントを整理しておきます。

展示場に行く前に確認すべきポイント

展示場に行く前に、自分がどんな家を求めているのか、家づくりにおける優先順位を整理しておくことをおすすめします。

例えば、

  • 明るく開放的な住まいが良いのか?
  • 高級感のある落ち着いた雰囲気が好みなのか?
  • 家の性能を優先するのか、それともデザイン重視なのか?
  • 価格帯を優先するのか?

このあたりを明確にしておくと、展示場での印象も正しく判断できますし、モデルハウスを見たときの判断基準もぶれません。

また、家づくりにおいては「タイミング」や「契約の進め方」も大事なポイント。住宅展示場を訪問する前には、最低限以下の準備をしておくと安心です。

訪問する前に予約(アポ取り)をしておく

聞きたい質問をリストアップしておく

予算・資金計画のおおよその目安を考えておく

比較したいハウスメーカーがあれば、あらかじめメモしておく

こげ姐
こげ姐
これから展示場を訪問する方は、家づくりに対する前向きな気持ちを持ちつつ、冷静に判断する視点もお忘れなく!

全館空調の維持費・メンテナンスを事前に確認

桧家住宅の強みは「全館空調」ですが、同時に維持費やメンテナンス面もやはり重要なポイントです。

契約の前に、どのくらいの費用が必要になるかをしっかり確認することをおすすめします。

担当者との相性や説明の丁寧さも重要

家づくりは長期におよぶプロジェクトになるため、担当者との相性や信頼関係は非常に重要です。

打ち合わせでは、担当の方との話しやすさ・質問への答え方/姿勢などもじっくり観察してみてください。質問に対して丁寧に答えてくれるか、こちらの不安に寄り添ってくれるかをしっかり見極めましょう。

特に「こちらの要望をきちんと聞いてくれるか」といった寄り添いの姿勢は、信頼関係にも影響します。少しでも違和感を感じたら、その直感は大切にしていいと思います。

担当者によって説明スタイルや寄り添い度合いは変わるため、もし合わないなと感じたら遠慮せず担当替えを相談するのも一つの方法です。

こげ姐
こげ姐
私が感じた担当者の見極めポイントについては、『【体験談】この担当者と家づくりをしたいと思えた理由』記事を読んでみてください!

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他のハウスメーカーと比較して納得感を得ること

桧家住宅だけでなく、他のハウスメーカーや工務店の展示場もぜひ訪問してみましょう。
1社だけで決めるのではなく、複数社を比較すると「自分に合っているか」がより明確になります。

同じ価格帯や同じ工法の他社とも比較してみるのがおすすめです。
桧家住宅の全館空調は大変魅力的ですが、自分のライフスタイルや価値観に合うかどうかを、比較を通じて判断すると安心です。

「ここなら信頼できる」と思えるまで検討を重ねることが、後悔のない家づくりにつながります。展示場めぐりは時間もエネルギーもかかりますが、「自分に合う会社を見極める目」を育てるチャンスでもあります。ぜひ、焦らず冷静に比べてみてくださいね。

まとめ:桧家住宅の展示場体験から見えたこと

まとめ:桧家住宅の展示場体験から見えたこと実際に展示場を訪問してみて、「家の性能」だけでなく「営業担当者との相性」も同じくらい大切だと実感しました。自分のライフスタイルや暮らしのイメージに合うかどうかも見極めてみてください。

桧家住宅は、全館空調をはじめとした快適さが大きな魅力ですが、メンテナンス費や故障リスクも考慮する必要があります。

私の場合は最終的に他のハウスメーカーを選びましたが、実際に訪問して体感できたからこそ納得の判断ができました

これから桧家住宅を検討する方は、ぜひ一度展示場に足を運び、快適さを体験しつつ、維持費や担当者との相性も確認してみてくださいね。

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