家づくりの中でも、悩ましいのが「キッチン設備選び」ではないでしょうか。
今はデザインも機能も多種多様で、何を優先すればいいのか迷ってしまいますよね。
私自身、実家の建て替えをきっかけにキッチンを一新しました。
「どうせなら使いやすくて、将来も快適に暮らせる空間にしたい」——そう思って始めたキッチン設備選びは、思った以上に奥が深いものでした。
この記事では、私が実際にPanasonicとTOTOのショールームを比較しながら学んだ「後悔しない設備選びのコツ」をお伝えします。
これから家づくりをする方、リフォームを検討している方にとって、リアルに役立つ内容になるはずです。
住宅設備全般については、『もう迷わない!住宅設備選びで後悔しないための完全ガイド』で解説しています。
キッチン設備選びで後悔しないための考え方
キッチンは「毎日使う場所」だからこそ、失敗や後悔が残ると生活全体に響きます。
特に住宅設備の中でも、キッチンは“見た目の満足”と“使い勝手の現実”のギャップが出やすいところです。
後悔しないキッチン設備選びの3つの視点
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家事の負担を減らせるか
料理・洗い物・掃除…キッチンは「作業の場」ですよね。
見た目の美しさも大事ですが、まず考えるべきは“毎日の動線”と“時短”です。
私も最初はデザイン優先で考えがちでしたが、暮らしをイメージすると、「ラクできる設備こそが満足度を上げる」と痛感しました。 -
掃除や手入れがしやすいか
ピカピカを保ちたいなら、「汚れにくい素材」「掃除のしやすさ」は必須です。
レンジフード・コンロ・シンク…毎日のお手入れに手間がかからない設備を選ぶと、結果的に“長く快適”が続きます。 -
将来のライフスタイルに合うか
家族構成や年齢が変わると、使いやすい設備も変わります。
私の家では母の高齢化も考慮し、「安全」と「扱いやすさ」を重視しました。
“今ちょうどいい”よりも、“10年後も快適”を意識すると、後悔のない選択ができます。
このように、“今の満足”より“未来の快適”を意識することが、キッチン設備選びで後悔しない最大のポイントです。
食洗機を導入するメリットと注意点
食洗機を導入するかどうかは、キッチン設備の中でも特に悩むポイントではないでしょうか。
私自身、これまで食洗機を使ったことがなかったのですが、実際に使っている友人や海外在住の知人からは、「もう手洗いには戻れない!」という声を何度も聞きました。
結論から言えば、家事をラクにしたい人・水道代を節約したい人には食洗機一択です。ただし、導入前に知っておくべき注意点もあります。
ここでは、実際の体験談やリサーチをもとに、「食洗機を入れて後悔しないためのポイント」をまとめます。
1. 食洗機の最大のメリットは「時間の節約」
まず一番のメリットは、なんといっても時間の節約です。
家事の中でも、毎日の洗い物はかなりの負担。仕事終わりにシンクいっぱいの食器を見ると、それだけで気分が沈みますよね…。
食洗機があれば、その時間を別のことに使えます。
たとえば――
- 夜は食洗機を回しておけば、寝る前に乾燥まで完了!
- 朝はコーヒーを飲みながら、食洗機から食器を出すだけ!
- 手荒れの心配もなく、冬場の冷たい水仕事から解放!
このように、1日20〜30分の家事時間が浮くだけで、気持ちにもかなり余裕が生まれます。
2. 水道代が節約できてエコにもなる
意外と知られていないのが、食洗機は手洗いよりも水道代が安いという点です。
Panasonicの試算によると、1回の使用で使う水の量は、手洗いの約1/6ほどになるそうです。
たとえば、4人家族の場合、
- 手洗い:約51Lの水を使用
- 食洗機:約8Lで洗浄完了
これは、年間で約1万円以上の節約効果が見込めるということです。
地球にもお財布にもやさしい、まさに一石二鳥!
3. 食器の衛生面でも安心感がある
もう一つの大きなメリットは、高温洗浄による除菌効果です。
手洗いでは落としきれない油汚れや、スポンジに残る菌の繁殖を防げるのがポイント。
- 高温洗浄(60~70℃以上)で除菌率99%以上!
- 手洗いよりも乾燥が早く、カビやぬめりを防止!
- アレルギーや敏感肌の人にも安心!
私の友人(共働き家庭)も、「小さな子どもの食器を清潔に保てるのが嬉しい」と話していました。
確かに、清潔さと時短を両立できる設備というのは、これからの暮らしには欠かせない視点です。
4. 食洗機を導入する前に知っておきたい注意点
もちろん、メリットばかりではありません。
実際に導入してから「ここを見落とした!」という声も多くあるようです。
食洗機を入れる前に、次の4点は必ず確認しておきましょう。
- 設置スペースが足りない
→ ビルトイン型はキッチン下に組み込むため、事前の設計が重要。 - 鍋や大皿が入らない
→ 庫内の高さをチェック。調理スタイルに合わせて容量を選ぶ。 - 電気代や洗剤のコストもかかる
→ 水道代は減っても、電気代が発生する。 - 対応していない食器がある
→ 木製食器や漆器、耐熱温度の低いプラスチックはNG。
特にリフォームや建て替えの場合は、ハウスメーカーや工務店との打ち合わせ段階で設置位置を確定しておくことが大事です。
5. 食洗機の選び方|サイズ・タイプ別の比較
食洗機には大きく分けて2タイプあります。
| タイプ | 特徴 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ビルトイン型 | キッチンに組み込むタイプ | 見た目スッキリ・収納広い | 新築・リフォーム時に導入したい人 |
| 卓上型 | 後付けタイプ | 工事不要・価格が比較的安い | 賃貸や単身世帯・試しに使ってみたい人 |
ビルトイン型の方が見た目や静音性は優れていますが、初期費用が高め(15〜30万円前後)の印象です。
一方、卓上型はメーカーによっては5万円程度から導入できるものもあるようなので、最初のお試し導入におすすめです。
6. 実際に使っている人のリアルな声
最後に、私が友人や知人から聞いた“リアルな口コミ”を紹介します。
「朝晩2回まわすだけで家事が激減した!」
「水道代も手洗いに比べて減ったと思う」
「冬に手荒れしないのが本当に助かる」
「食器は注意が必要。大皿や木の器は入れられないのが残念」
こうした声からも、生活の質を上げる家電としての満足度は高めという印象を受けました。
食洗機は「暮らしのパートナー」
食洗機を導入するメリットは、単なる“家事の時短”だけではありません。
それは、時間・清潔・心のゆとりという3つの価値をくれる存在です。
導入時には「スペース」「容量」「使う食器の種類」をよく確認し、生活に合ったタイプを選びましょう。
IHとガス、どっちがいい?安全性と使い勝手を比較
キッチンを決めるとき、他に迷う設備が「IHにするか、ガスにするか」ですよね。
私も母と何度も話し合いました。
結論から言うと、我が家はIHを選びました。
その理由は、「安全性」と「将来を見据えた暮らしやすさ」です。
IHを選んだ理由と実際の使い心地
IHを選んだ一番の理由は、火を使わない安心感です。
母の高齢化を考えると、ガスよりも安全性が高く、火傷や火災のリスクを減らせると感じました。
建て替え前の実家ではガスを使っていたので、当初は新しい家でもガスを選択する予定でした。一方で、現在の仮住まい住居はIHの仕様だったんです。
実際にIHを使ってみると、こんな利点がありました:
- 火が出ないので、鍋の周りが熱くならない
- 掃除がラク(フラットな天板をサッと拭くだけ)
- 調理中も室温が上がりにくく、夏でも快適
母との意見の違いから学んだこと
とはいえ、母は最初ガス派でした。
「火の加減を“目で見て”調整できるから料理がしやすい」と。その意見も、料理経験の豊富な世代ならもっともだと思います。
でも、IHも使い方次第なんですよね。温度設定が細かくできるし、タイマー機能も便利。
「焦がす・吹きこぼす」といった失敗も減るので、慣れてしまえばむしろ快適です。
母も、仮住まいでIHを使ってみた結果、ガスからIH導入に気持ちが移ったようですw
この経験から学んだのは、
「家づくりは、自分だけでなく“使う人全員”の意見を取り入れることが大切」ということ。
私の仮住まい生活については、以下の記事をご覧ください!
地震・停電時のリスクも考慮する
IHとガスを比較するとき、災害時のリスクも無視できません。
IHは停電すると使えませんが、最近は「非常用電源」や「ポータブル電源」を備える家庭も増えています。
逆に、ガスも地震時には自動的に供給が止まることがあります。
つまり、どちらにしても「完全な安全」はないということです。
大切なのは、どんなリスクがあるかを理解した上で備えること。
たとえば:
- 停電時にはカセットコンロを常備しておく
- 非常時用にIH対応鍋・調理器具を揃える
- オール電化の場合は、蓄電池の設置も検討する
これらを準備しておけば、災害時も安心ですね。
設備だけでなく「暮らし全体の設計」も見直したい人は、こちらを参考にしてください!⇒『おひとりさまの家づくり|実家建て替えで見直した3つの優先順位』
PanasonicとTOTOのショールームで感じた違い
「ショールームって行く意味あるの?」と思った、そこのあなた!
答えは、「もちろん!絶対行って!」ですよ。
実際に行ってみると、“百聞は一見にしかず”でした。
図面やカタログでは分からない使い勝手や質感、担当者の対応の違いが、メーカー選びの決め手になりました。
ここでは、私が実際に訪れたPanasonicとTOTOのショールームを比較して感じたことを、正直にお伝えします。
Panasonic:家電メーカーらしい機能美と提案力
Panasonicのショールームでは、やはり家電メーカーらしい最新技術が目を引きました。
特にキッチン設備は、IHや換気扇の性能、引き出しのスムーズさなど、「使う人目線の工夫」が細部まで行き届いていて感心しました。
印象に残ったのは、以下のポイント:
- 最新のキッチン・IH機能(調理の効率化◎)
- 高性能な食洗機
- 洗練されたキッチン周りと作業しやすい設計
ただし、担当者とのやり取りには少し不安が残りました。
帰り際、電車に乗っているときに「IHの金額説明が誤っており、実際はプラスになります」と電話があり…。その後もリモコン設置位置の確認漏れなど、細かなミスが続いてしまいました。
機能は素晴らしいのに、信頼感の面で少し不安が残ったのが正直なところです。
TOTO:人の多さが信頼の証。トイレ・水回りの強さが光る
一方のTOTOショールームは、とにかく人が多い!
予約を取るのも大変で、数週間先まで枠が空いていない状況。当日も、大勢の見学者で賑わっていました。
それだけ人気がある=信頼されている証拠だと感じました。
TOTOの印象的なポイントは:
- トイレや浴室など「水まわり」の専門性が高い
- 実際の使用感を体験できる展示が多い
- 担当スタッフの説明が丁寧で、質問にも的確に答えてくれた
ただ、後日の見積書で一部誤りがあったり、見積書の送付先が工務店のみになってしまったりと、小さな連携ミスはありました。
でも全体的には「誠実で丁寧な印象」が勝り、最終的にTOTOを採用しました。
比較して分かった「ショールーム選びのポイント」
PanasonicとTOTO、どちらも魅力がありましたが、実際に行って分かったのは、メーカーの違いだけでなく、“人”の違いも大きいということです。
ショールームで注目すべきポイントは、次の3つです:
- 設備そのものの使いやすさ(収納・掃除・音など)
- 担当者の説明力・誠実さ・連絡の丁寧さ
- アフターサポートの姿勢(質問への対応スピードなど)
Panasonic、TOTOの他にも、新築・リフォームを検討する方がよく候補に挙げているのが『タカラスタンダード』です。
水回り専業メーカーで、キッチンや浴室などの製品を扱っていますので、気になる方は予約をしてショールームへ行ってみましょう!⇒タカラスタンダードのショールームを見てみる
キッチン設備で後悔しないためのチェックリスト
家づくりの中で「キッチン設備」は、満足度を大きく左右する場所です。
毎日使うからこそ、後悔したくないですよね。
でも実際、「見た目で選んで失敗した」「掃除が面倒だった」という声も多いようです。
そこで、ここでは私自身の体験やショールーム見学で学んだ「キッチン設備で後悔しないためのチェックリスト」をご紹介します。
選ぶ前にここを押さえておくと、数年後の暮らしがぐっとラクになりますよ。
1. 食洗機のサイズ・設置位置を確認した?
食洗機を導入するなら、まず確認すべきはサイズと位置です。
実際に使っている人から聞いた話では、
「食器が入りきらない」「開閉スペースが狭くて不便」という声が多いのが現実。
チェックポイントは次の3つです:
家族構成に合った容量か(1人暮らしと3人家族では全然違う)
開閉スペースを確保できるか(通路幅との兼ね合い)
シンクとの距離が近く、食器の出し入れがしやすいか
私も最初は「見た目がスッキリするビルトイン型がいい」と単純に思っていましたが、狭小地の我が家では、ビルトイン型食洗機を入れたキッチンそのものが、間取りにうまくはまらないという現実に直面しました…。
設計士さんに何度も図面を再考していただいた結果、ビルトイン型食洗機を導入したキッチンを取り入れることができましたが、食洗機一つでも間取りに関わるのだと学びましたね。
設置スペースや配線位置なども含めて、生活動線を優先することが大事だと痛感しました。
2. IHとガスの違いを実際に体験した?
IHとガス、どちらもメリットがありますが、カタログだけで決めるのは危険です。
実際にショールームで火力・操作性・掃除のしやすさを体験してみることをおすすめします。
比較のポイントは以下の通り:
- IHのメリット:火を使わないから安全・掃除がラク
- ガスのメリット:火力調整が直感的・停電時も使える
- 注意点:IHは鍋の素材を選ぶ/ガスは油汚れの掃除がやや大変
私の場合、母の高齢化も考えてIHを選びました。
IHは安全面では間違いなく◎ですが、停電時に使えないというリスクもあるため、「非常時の調理手段」を考えておくと安心ですね。
3. 掃除・メンテナンスの手間を想定した?
キッチンは、見た目の美しさよりも掃除のしやすさが命。
どんなにオシャレでも、毎日の手入れが大変だとストレスになります。
チェックすべきは次のポイント:
- 換気扇やコンロ周りの掃除が簡単にできるか
- シンクの素材が汚れや水アカに強いか
- 排水口の形状が掃除しやすいタイプか
最近は「フラットデザインのIH」や「お手入れラクな換気扇」など、メンテナンス性に優れた商品が増えています。
4. コンセントや収納の位置を確認した?
意外と見落としがちなのが、コンセントと収納の位置です。
炊飯器や電子レンジなどを使う際に、
「コードが届かない!」「物を出すたびにしゃがむのがつらい!」なんてこと、よくありますよね。
事前に確認しておきたいのは、
- 家電を同時に使う際の電源位置
- よく使う調理器具の収納の高さ
- ゴミ箱スペースを確保できるか
これらを間取り段階で決めておくと、完成後の「使い勝手の差」が大きく変わります。
特に中高年層の家づくりでは、立ったまま出し入れできる高さ設計が重要ですね。
まとめ:キッチン設備選びは“未来の自分”への投資
キッチン設備を選ぶときは、つい「今の暮らし」に合わせて考えがちです。
でも、“未来の自分”がどんな暮らしをしているかを想像することも大事だと思うんです。
たとえば、今は元気でも、数年後には家事にかけられる体力や時間が変わるかもしれません。
仕事との両立、家族の高齢化、ライフスタイルの変化…
そうした未来を見据えて選ぶことで、後悔のない設備選びができます。
食洗機のように家事を時短できるものや、IHのように安全性を高めるものは、「毎日の快適」を積み重ねる投資と言えるのではないでしょうか。
見た目のデザインももちろん大切ですが、後悔しないためには「安全」「掃除」「節約」の3つを優先することがポイントです。
設備は“今の便利”ではなく、“これからの暮らし”を支えてくれるもの。
10年後、20年後の自分が「これにしてよかった」と思える選択をしたいですね。
キッチン・浴室・トイレは、3点セットで考えることをおすすめします。浴室編とトイレ編の記事もあわせて読むと、家全体の設備選定がラクになります ⇒ 『浴室設備で後悔しない選び方』、『トイレ設備のベストな選び方』
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